美術科

幅広い表現と鑑賞を通して、確かな技術と豊かな創造力を養い、芸術文化の各分野で活躍できる人材の育成を目指します。
本科は全国の美術系大学に多数の卒業生を輩出しています。卒業生は、専門分野はもちろん各分野にわたり、本校で培ったことを活かして活躍しています。
美術科のポイント!
笑う美術(実技)の授業が多い・・・一週間で8時間以上

美術科の特徴として、美術(実技)の授業の多さがあります。素描(デッサン)やVD(ビジュアルデザイン)、絵画、美術史、彫塑(2年生から)、構成(2年生から)、美術史など、様々な授業があり、多様化された美術のジャンルに対応しています。また、放課後も部活動として積極的に実技に励んでおり、公募展や進学のためのトレーニングなどを年間を通して行っています。

 

笑う彩画室やデザイン室、デッサン室などの教室を完備

生徒が制作する教室として、各学年の制作のための教室(彩画室)をはじめ、デッサン教室、彫塑室、デザイン室、現像室、図書室など、制作環境を整備しています。この他に美術棟の目の前には多くの木々が植えられた広い敷地があり、鶏をたくさん飼育しています。美術科生達は四季を感じながら制作することができます。

 

笑うファインアートからデザインの分野まで、個別に対応しています

カリキュラムに様々な実技を取り入れており、個人が志望する分野にきめ細やかに対応しています。年々、生徒の進路先は多様化しており一部の生徒は海外の大学をめざす人もいます。油絵のジャンルの中でも抽象画から具象、写実まで、ひとりひとりの良さを重視した指導を大切にし、個性をのばします。また、毎年7月から8月にかけて「二高ゼミ」と呼ばれる実技講習会があります。

主な年間行事
【4月】 美術科入科式
【5月】 美術科バス旅行、第二高校運動会(団席装飾)、阿蘇スケッチ旅行
【6月】 進路対策研究会(全国の美術系大学の説明会)
【7〜8月】 夏季二高ゼミ、学校説明会(中学生対象)、外部講師講演会
【10月】 美術科作品展
【1月】 新春デッサン講習会
メッセージ
平成25年度美術科卒業生
山本さん(東町中出身)
金沢美術工芸大学デザイン学部進学

 私は美術科に入ったことが一生の財産だと思っています。高校では中学生の時に比べて物事に対する視野が広がり、周りに感謝する心を持つことができるようになりました。また、ともに美術を志す仲間と3年間お互いを高め合うことができました。
 もともと絵を描くことが好きで入学した美術科では、初めて木炭でデッサンをしたり、大きな油絵を描いたり、彫刻を造ったり、ポスターをデザインしたり、美術史を学んだり、より多くの分野に触れることができました。美術科では自分が頑張りたいと思って学習や美術に励めば、その努力を実らせることができる場所です。学習面・美術面における先生方の手厚い指導、充実した設備、街に近い立地にあり美術館へのアクセスが容易であること、将来を見据える友人の存在、美術の世界で活躍される先輩方からの刺激など、とても良い環境でした。私は美術科でデザイナーになることを志し、今、金沢美術工芸大学で頑張っています。切磋琢磨して美術に打ち込むことができるこの美術科で、ぜひ皆さんも美術を志してはどうでしょうか。きっと楽しい3年間が美術科にあります。