カテゴリ:化学

創造的復興とは。

池下先生にバトンが渡る前に中継します。化学科の福田です。

 私は放送部の顧問をしています。放送部の活動はアナウンス,朗読,ラジオ・テレビ番組の制作があります。先日,報道で昨年の熊本地震で益城町の地表に現れた「布田川断層帯」の活断層3カ所が国の天然記念物に指定される見通しになったという記事がありました。本校放送部もこのことについて,8月から取材を始め,益城町教育委員会学校教育課の坂本先生,活断層の地権者で農業をされている永田さん(坂本先生の教え子さんです。)にお話を聴く機会があり,興味深い内容がありました。

 坂本先生のお話の中で,「活断層があって大きな被害を受けたのですが,一方で断層は豊富な湧水をもたらしています。その湧水のおかげで益城町は農業が盛んな町になりました。これまで,断層から多くの恵みももらってきたのです。これからの私の仕事は,断層を先生方や子どもたちに科学的に正しく伝えること,また,この断層と向き合っていくことだと思います。」とありました。


 熊本地震後,益城町には多くの学術関係者が訪れています。そこで益城町の現状を説明する場面があります。今年の夏,益城町では,地元の小学生から高校生まで熊本地震,断層のメカニズムについて学ぶ「地震火山こどもサマースクールin益城町」が開催されました。坂本先生もサマースクールの実行委員になっておられました。そこに参加した子どもたちは,現在,益城町に訪れた方々に断層ついて説明する活動を行っています。また,活断層の地権者の永田さんも御自分の畑を用いて地震の語り部として活躍されています。これらの世代を超えた取組は,まさに熊本県が掲げる「創造的復興」の姿ではないかと感じました。


 この取材で制作した本校放送部のテレビ番組「この町で出来ること」は,12月16日から開催される第1回全九州高等学校総合文化祭沖縄大会放送部門で発表します。第二高校の生徒にも番組を見てもらい,校内の探究活動の役に立てば幸いです。

では,バトンを池下先生に渡します。

平成29年度 スタート!

化学科の高崎です。

好きな言葉は「connecting  dots」
 (※ この言葉は、スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式にてスピーチした際の冒頭の言葉です。)

第二高校に赴任し、1年が経ちました。

昨年度は、2年担任として、野球部顧問として、教科担当として、多くの生徒たちと関わることができました。

 
 さて、こんな私ですが、クラス開きの際にこんなことを生徒たちに言いました。

 

「この1年間、青春しようぜっ!!」

 
 生徒たちは、キョトンとしたり、ニヤリとしたり、反応は様々でしたが、その後、「青春っていったい何か?」を考えてもらいました。

 「青春」とは、いったい何でしょうか?

 様々な答えがあると思いますが、私は「楽しい=青春」がその答えでないことだけはこの場を借りて伝えたいと思います。

 さらに言うならば、青春の中には「ほろ苦(にが)さ」や「迷い」などのスパイスが含まれていると思います。

「ほろ苦さ」といえば、恋愛を連想するかもしれませんね。私が高校時代にお世話になった先生が、「人間として一回り成長するためには、恋愛をして、告白をして、そしてフラれることだ」とおっしゃっていました。(笑)

 話は戻りまして、この1年間、本当の「青春」ができましたか?やることが多くありすぎて、何から手を付けて良いのか分からず、中途半端に終わっていませんか?プロセスさえしっかりしていれば、中途半端でも青春なのかもしれませんね。

 
 昨年度、青春100%の人も、50%の人も、10%の人も、年度が替わり、気持ちを一新し、新しい青春に向かって日々を謳歌していってください。無駄な一日なんていうのはあり得ません。全ての日々が未来に繋がっています。一見、自分の将来とは関係の無いように見えても、どこかで必ず繋がります。そう、それが「connecting  dots」です。

 

 次は、同期の緒方(泰)先生、よろしくお願いしますね。

化学科の浦川です。

 みなさん、こんにちは。今年第二高等学校に赴任しました浦川卓です。更新が遅くなりすみません。改めまして、よろしくお願いします。

 
 現在私は、2年8組とS組の副担任をさせて頂いており、担当教科は化学、部活動の顧問は女子バスケットボール部です。高校生の時から理系科目が大好きで、大学時代は化学実験に没頭する毎日でした。

 
 ところでみなさん、今年のノーベル賞はチェックしましたか?最近は多くの日本人が受賞していますね。それぞれの研究や受賞者の言葉を少し調べてみるのも良いかもしれません。知的好奇心の海に漕ぎ出しましょう!その道のプロフェッショナルの生き方は、みなさんにヒントを与えてくれるかもしれません。ここでは、2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の言葉を紹介したいと思います。

 

 「いちばん辛いときは、その辛さを克服できる一歩手前だというようなことを書いているものもありました。もうダメだと思っても、もう一踏ん張りすれば新しい展開が待っている、と。『やっぱり高く飛ぶためにはかがまなあかんねんやと』と励まされましたね。高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです。」


 何をしてもうまくいく時もあれば、何をしてもうまくいかず空回りする時があります。そんな時に、私は偉大な先人の言葉をかりて、自分を見直す時間をとっています。時間がないときでも、一旦落ち着いて無理やり休憩をとります。肝心なことは、うまくいかない時こそどう振る舞うかだと思っています。ちょっと一息、ブレイクタイムです。おすすめ物質は、頭の栄養源ブドウ糖C6H12O6!(三年生は、α―グルコースの構造式は書けますよね?)そして脳の活性化剤カフェイン。勉強のお供にいかがですか?


 最後に、次のブログは染森先生にお願いしたいと思います。よろしくお願いします!