Disaster Recovery Efforts

お知らせ 太陽光発電街灯について

 現在、本校には、体育館横に1基、運動場南側に3基、北側の屋外トイレ横に1基、南門から運動場に続く道沿いに5基、合計10基の太陽光発電街灯が設置されています。これらは熊本地震の支援として、県外の企業から寄付いただいたもので、昨年8月に設置されました。平常時は、生徒の足下を照らしてくれる明かりとして、また、本校は広域避難場所であるため、災害時には防犯灯としての役割を担います。加えて携帯電話等への充電器の機能もあるため、災害時には大いに活躍してくれることでしょう。

学校 掲示板

 特別教室棟の東側の階段は、熊本地震の被害を受け、現在、使用できない状況です。立入が禁止され、周囲を板で覆ってありますが、その板を掲示板として利用しています。高校総体や高校総文祭、各種大会、啓発活動などのポスターを貼っています。生徒の皆さんがよく通行する場所ですので、掲示板としての役目を十分に果たしています。

学校 電源設備等移設完了渡り廊下撤去作業開始

 5月21日に管理棟から管理棟西側に電源設備と給水施設の移設を完了しました。これは、管理棟の建て替えに伴い、移設が必要になったためです。
 また、教室棟と特別教室棟を結ぶ渡り廊下の撤去作業の準備が始まりました。渡り廊下に足場が組まれ、教室棟北側と特別教室棟の間は金属製の板で囲まれて立入禁止です。
 学校施設の本格的な復旧作業が少しずつ進んでいます。学校の施設が復旧して、新たな姿が見られることを楽しみにしていきたいと思います。

▲電源設備と給水施設

▲西門から教室棟を見た様子

学校 管理棟設備の移設工事中

管理棟の建て替えに伴い、電気設備、水道設備、放送設備、火災警報設備などの設備を移設する工事を行っています。放送設備がプレハブの管理棟に移設されますので、放送環境が大きく改善されます。新年度からの環境が整備されてきました。

学校 グラウンドの整備

 グラウンドを整備しています。震災後グラウンドに車両が入ったことで、凹凸があったり、水はけが悪くなったりして体育の授業や部活動で支障がありましたが、この整備で元の状態に少し近づくように思います。


▲トラックの縁石復旧工事の様子


▲ホッケーコートの改修の様子

バス 全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加

 平成29年1月12日(木)~15日(日)に国立淡路青少年交流の家、兵庫県立舞子高等学校、人と防災未来センターにおきまして、全国防災ジュニアリーダー育成合宿が行われ、本校から2年理数科の柳川君、伊藤君と澤教諭が参加しました。

 「これからの防災・減災の担い手である中高生を中心に、阪神・淡路大地震の教訓を学び、今後の災害に備え、その取組や内容を日本全体に広げていく。」という目的の下、兵庫県から19校、全国から9校の全部で58人が集まりました。舞子高校震災メモリアル行事や分科会に参加し、青少年交流の家で講義を受け、ワークショップを行いました。また、人と防災未来センターの見学、センター長の講義、三宮東遊園地訪問など、充実した内容でした。

  合宿の中で、熊本地震について参加者全員の前で発表する機会を与えていただきました。学校の被害や震災時の苦労、全国からいただいた支援、災害が起こったときのために備えておくべきものなどを自らの経験を踏まえて発表しました。発表後は、多くの報道陣に囲まれ、取材を受けました。

 以下に参加した生徒の感想を掲載します。

 多くの人と意見を交わすことで全国の高校が行っている最先端の防災の取組を知るとともに、様々な活動を通して、防災の重要性を再確認することができた。今回の合宿で学んだことをより多くの人に伝えるとともに、災害が発生した時には率先してボランティア活動などを行っていきたい。(柳川)

 全国から集まった高校生の防災活動について詳しく話を聞くことができた。講義の中で「被災」と対照的に使われた「今はまだ災害にあっていないだけ」という意味の「未災」という言葉が心に残っている。被災地、未災地関係なく積極的に防災に取り組んでいたことを今度は二高生に伝えたい。(伊藤)

 この経験は、今後、防災のリーダーとして活躍するために必要な知識を得られる貴重な機会でした。また、全国の高校生に向けて、第二高校生が経験したことを今後の防災対策に生かせるよう情報提供ができたと思います。今後も、SSH指定校として様々な事実に対して科学的に分析、検証し、このような活動に積極的に参加して見識を深めていきたいと思います。

 最後になりましたが、今回、このような機会を与えたいただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

本 図書閲覧室利用開始

 仮設校舎第2棟の1階に図書閲覧室が設けられました。これまで、教室棟にある進路控室での小論文関連の書籍の貸し出しや、教室での貸し出しを行う「移動図書館」などを行ってきましたが、今回、生徒の皆さんが自由に閲覧できる教室が整備されました。11月25日から生徒の皆さんの利用が可能になりました。図書閲覧室にないものは、図書館書庫から持ち出して貸し出しができます。本校の図書館は、熊本県の高校の中で最も蔵書数が多いのですが、本校の図書館の機能が再開され、生徒の皆さんが様々な図書に触れる環境が整いました。

学校 仮設校舎第2棟完成、管理棟引越完了

 仮設校舎第2棟が完成し、11月5日、6日の2日間で管理棟から引越しをしました。仮設校舎の1階には、生物教室、図書閲覧室、事務室、校長室などがあり、2階には、進路指導室、職員室、会議室などがあります。図書閲覧室は11月25日から利用できるようになります。生徒の皆さんが利用できる教室が更に増え、復旧への大きな一歩となりました。管理棟の機能が仮設校舎第2棟に移りましたので、保護者の方などが来校される場合は、正門の100m東にある南門から入校して下さい。

▲管理棟玄関

▲職員室前廊下