学校概要

 本校は昭和三十七年四月、戦後のベビーブームによる生徒急増対策の一環として熊本城内二の丸に開校された。昭和四十三年東町に移転、同四十四年九州初の理数科、更に翌四十五年県下唯一の美術科を併設した。
 その後、本校は県教育界に新風を吹き込み、活力ある学校として充実・発展の一途を辿ってきた。「自主積極・廉恥自尊・礼節協調」の三綱領を胸に本校を巣立った卒業生は二万三千人を超える。
 自由闊達な校風の中で果敢な挑戦を続けたその成果は、部活動や進学面に顕著な実績として現れ、本校の名声は今や県下のみならず全国的に注目される学校として位置づけられている。

『歴史記念碑五十周年概要』より

設置科及び募集定員
設置科 募集定員 前期(特色)選抜 後期(一般)選抜
普通科 320人 実施せず 320人
理数科 40人 20人(募集定員40人の50%) 募集定員40人から前期(特色)選抜の合格内定者数を減じた数
美術科 40人 16人(募集定員40人の40%)
平成30年度 教育課程表
教育目標と具体策

本校の教育目標

  • 「平成30年度県立中学校・高等学校における教育指導の重点」を踏まえ、本校の三綱領「自主積極・廉恥自尊・礼節協調」の具現化に努め、知・徳・体の調和のとれた全人教育を推進する。
  • 先人が築いてきた本校の教育方針に基づいて、教職員が一体となって保護者や地域との連携のもと、県民の期待に応え、活力がみなぎり存在感のある学校づくりをめざす。
  1. 基礎学力の充実を図り、豊かな創造力をはぐくむ。
  2. 豊かな情操とマナーを培い、人間尊重の教育を推進する。
  3. 我が国の伝統文化を理解し、国際社会でたくましく生きる力をはぐくむ。
  4. 一人一人を大切にした教育を行い、個々の進路目標の達成に努める。
  5. 生徒の健康・安全に配慮しながら教育環境の整備に努める。

めざす生徒像

  • 研学に邁進し努力と忍耐の中に自らを高める生徒(自主積極)
  • 恥を知る自尊の心で品位ある生活を行う生徒(廉恥自尊)
  • 自省と責任を重んじ明るい挨拶ができる生徒(礼節協調)
  • 思いやりを理解しありがとうとお礼が言える生徒(感謝の心)
  • 我が国の伝統や習わしを理解し受け継いでいこうとする生徒(伝統の心)

平成30年度の本校目標及び実践事項
「連携と共有 さらなる高みへ」

  • 学力の向上
  1. 生徒が授業を楽しみにする授業の実践(高い進路目標達成のための学力充実)
  2. 国語・数学・英語における基礎学力(読解力・論理的思考力)の更なる育成
  3. 自学力の育成(早朝学習の内容の深化・充実)
  • 個性の伸張
  1. 部活動の活性化
  2. 生徒会活動の活性化
  • 豊かな心の育成〜二高生としての品格を高める〜
  1. メリハリのある規則正しい日常生活の励行
  2. 礼節指導(快活な挨拶と掃除)の徹底
  3. 読書活動(朝読書)の充実
  4. 各種学校行事の充実
  5. インターンシップ等の体験活動の充実
  • 国際感覚の育成
  1. グローバルな人材交流の促進と充実
  2. 語学運用能力の育成と機会の増設
  • 人権意識の高揚
  1. 人権教育の徹底・充実
  2. 一人一人を大切にした教育の推進
  • 理数教育の充実
  1. 文部科学省指定「スーパーサイエンスハイスクール」の全校体制の定着
  2. 科学的な創造力・独創力・探究心や科学的リテラシー及び語学力を身につけるための指導法・評価法の研究
  3. 本県の中核拠点校として他校との連携の在り方についての研究
生徒綱領

【自主積極】Be responsible. Be positive.

自主積極の気迫を持って一路研学に邁進し、努力と忍耐の中に自らを高めよう。


【廉恥自尊】Be honorable. Be true to yourself.

恥を知る自尊の心を失わず、健康にして明朗、心身ともに清潔で品位のある生活を続けよう。


【礼節協調】Be polite. Be considerate.

自省を忘れず、責任を重んじ、礼節協調の中に平和で明るい学園を築こう。