生物部 オオスカシバ幼虫現る!

 生物室前には、クチナシ類12株が植えられています。これは、理数科2年の課題研究の材料で、昨年度から栽培しています。クチナシは芳香で観賞用にも適していますが、スズメガ科のオオスカシバの幼虫の餌となり、これからの時期クチナシの葉にはオオスカシバの幼虫が目立ってきます。生物室前のクチナシも気がつけばオオスカシバの食害を受けていました。

 ところで皆さん御存知ですか?クチナシには、花弁が八重咲きと一重咲きがあり、八重咲きのクチナシがオオスカシバの食害を受けやすいんです。この謎を解明するために、昨年度は課題研究でオオスカシバの生態を調査してきました。確かにオオスカシバは八重咲きのクチナシを好みます。課題研究でわかったんですが、これはオオスカシバの成虫が八重咲きのクチナシを好んで産卵しているからです。その原因はまだ調査中です。

▲八重咲きのクチナシ(熊本市の総合運動公園)

▲一重咲きのクチナシ(熊本市の立田山自然公園)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

▲オオスカシバの幼虫(第二高校生物室前)

 梅雨の晴れ間で気温も上昇。生き物も活発に動き出しました。
梅雨を吹き飛ばす元気一杯の生物部です。