家庭科 自分のルーブリック
冬休みを前に
家庭科では 2回目のホームプロジェクト実施へ向けて
生徒と共にルーブリックの検討を行っています。
ルーブリックとは、
複数の観点と尺度で
学習到達度の基準を示す道具です。
観点を縦に、尺度を横に並べた
マス目形式のものを使っています。
夏の課題で実施したホームプロジェクトでは、
既に作成されたルーブリックをガイドとして活用しています。
生徒たちは家庭で実践し、
ルーブリックで自分の到達度を確認して
提出します。
尺度は、
「期待している」「一部改善を要する」「改善を要する」
の3段階としています。
既に1回目に
「期待している」レベルの出来栄えだった生徒は
同じ尺度のままのルーブリックに
活動を制約されていてよいのか?
という課題がでてきます。
そこで今回は、
最初使用したルーブリックの
「期待している」欄に書かれた記述語を中央の列に配置しなおし、
左側の欄を空欄にしてみました。
そこへどんな言葉を当てはめると
もっといい活動になるのかしら?
ということを、みんなで考えました。
生徒は大変柔軟で
様々なアイディアが出てきました。
例えば
評価項目「テーマ」では、
「期待している」が
「家族の生活が良くなる課題が選ばれている」
と設定していますが、
「もっと上級」では、
「家族の生活が継続的によくなる課題が選ばれている」
という提案がありました!
なるほど。
一層よくなってますよね。
評価項目「内容の記述」では、
「期待している」が
「充実した内容を記述している」
と設定していますが、
生徒の提案では、
「見る人があきないような工夫した記述がある」
「充実した内容に加えて、ポイントがまとめてある」
「色分けや箇条書きなどで見やすい記述である」
など工夫した記述が考え出されました。
冬のホームプロジェクトは、
今回自分で作成した「自分のルーブリック」を使って
より一層高いレベルの活動を目指して
各自が家庭や地域で実践します。
御家庭で楽しみながら
温かな交流が生まれることを期待しています。
御家庭での見守りと御協力を
よろしくお願いいたします。