きれいになった素描室
写真だと片付いているように見えないのですが、素描室はどこの家にでもある(?)よく物が押し込まれるなかなか片付かない部屋でした。震災後は特にひどい状態が続き、新たに購入したり、支援で寄付していただいた沢山の石膏像も余震を警戒して床に寝せている状態でした。
ところが終業式の午後、忽然と整理されていました。新三年生が引っ越しのついでに大掃除し、デッサンしやすいよう部屋の配置も変えてくれたのです。「なんとかしなきゃな~」と思い1年近く。やろうと思えば数時間でできたのでした。
第二高校美術科では「掃除、デッサン、英語」を特に頑張ろうと常々言っているのですが、掃除については今回の件でこんな意味があったんだなと発見しました。それは、表現者は自分が表現する環境を自分でつくり維持するのだということ。その第一歩が「掃除」なんですね。
もちろん、学校としてみんながもっと良い環境で制作できるよう先生たちも頑張りますね。大事なことを気づかせてくれた卒業生・生徒たちありがとう。