美術科は美術についての勉強や作品制作だけをするのですか?
美術科だからといって絵やデザインを描いているばかりではありません。週に8時間(1年生)から14時間(3年生)の専門美術が行われる他は、英語や数学など一般教科の授業がありますので、美術と他教科の学習それぞれの両立が必要です。
美術科だからといって絵やデザインを描いているばかりではありません。週に8時間(1年生)から14時間(3年生)の専門美術が行われる他は、英語や数学など一般教科の授業がありますので、美術と他教科の学習それぞれの両立が必要です。
本当です。美術科は定員40名で、それぞれが目標を持って頑張る仲間同士、仲良く明るい雰囲気のクラスになり、3年間をとおしてお互いの関係も一層親密なものとなっているようです。
美術科は専門科目が抱負に用意されており、1年生では「素描」「絵画」「ヴィジュアルデザイン」「美術探究」の4科目について学習します。2年生は「彫刻」と「構成」、さらに3年生では選択で「鑑賞研究」と「版画」も加わります。どれも理論から制作まで、基礎からじっくりと取り組むため、初心者も安心して学ぶことができます。また、様々なコンクールや公募展にも積極的に出品し、幅広く活動しています。
専門実技で使う道具には、中学校で使っていたものより専門的な物が多くありますが、入学時に必要な物はまとめて揃えますので、個人で用意する必要はありません。また、それにかかる費用は入学時に一括して(3ヶ年分:8万円)徴収します。ただし、絵の具や筆、鉛筆などの消耗品と、公募展などに使う画材の一部については各自で補充してもらうことになります。
運動会や文化祭、修学旅行などの行事はすべて他のクラスと一緒に行われます。美術科独自の行事としては、夏季二高ゼミをはじめ美術科制作展、校外写生旅行、美術館鑑賞学習、進路学習会などが予定されています。また、公募展などに向けた制作合宿などが行われることがあります。
専門美術授業での活動を補足するために、原則として美術科の生徒は全員「美術科美術部」に所属する事になります。また、他の部活にも入りたいという場合には、複数の部活を掛け持ちする事も可能で、実際にやっている生徒もいます。ただし、活動時間の制限などで上手く両立できない事も多く、美術科としての目標を持って入学する以上は、ある程度割り切った考えも必要でしょう。
3年間で学んだことを将来に活かしたいという理由から、高校卒業時の進路は美術系の大学進学が多く見られますが、もちろんそれ以外の選択も可能です。人とのコミュニケーション力やものつくりで培った創造力を活かして教育系や福祉、建築など幅広く進路選択しています。
昨年の美術科の前期選抜では180分の実技検査、後期選抜では120分の実技検査と学力検査が行われました。 実技は机の上に静物モデルを配置し、水彩画で描きました。対象の特徴をよく観察して描くことがポイントとなります。中学校の美術の先生などに相談して、あらかじめ練習しておくと良いでしょう。(注:次回の入学者選抜については募集要項等で確認して下さい。)
美術科は県下一円から生徒が集まるため、高校の近くに下宿している生徒もいます。また、一定の条件を満たす場合は原付自転車(50cc)の利用が2年次より認められます(原則として、自宅~学校間の距離が13㎞以上)。
このほかにも分からないことがありましたら、美術科職員までお気軽にお尋ね下さい。
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