美術科ブログ
1年生静物講評会
タイヤや土の入った袋を積み上げたモチーフのデッサン、2週間で2枚と、これまでの倍以上のスピードで制作しました。
大きく、早く、目の前の対象の本質をつかむトレーニングの成果は出たでしょうか?
今回対話型鑑賞の取り組みの工夫として、前に発言した人の内容について次に発言する人がコメントし、自分の考えを話すという順序にしました。
このような活動を繰り返しているためか、自分がどこにつまづいているのか、どこまではうまくできているのか、言語化するのに慣れてきたように思います。意見交換も論理的で、相手への配慮もある、いい集団に成長しました。
生徒の感想より
「今回タイヤと袋という二つの課題で学んだことは、まず、ただ見たまま描くだけではつまらないなと思いました。もっと与えられたモチーフの特徴、手触り、硬さなどモチーフのことをよく知ったうえで描くことで表現が広がり、モチーフごとの差をつけることができるので全体感が増すのではないかと思いました。そして、モチーフの中で最も重さがかかっている部分に軸があるんだと理解することで、より形をとりやすくなり、モチーフの存在感が出てくるんだと思いました。」
この課題は2月の人物デッサンにつなげ、理学療法の先生から「身体の構造を理解し、それをデッサンとして視覚的に表現する」レクチャーを受けます。こちらも楽しみです。