SSHブログ

生活に科学が詰まっている

プログラム④は1・2年生普通科です。
ホールでの体験を含めた講演会でしたので
一部は代表者がステージ上での体験となりました。
代表となってくれた人、
御協力ありがとう!

ステージ上では、
3種類の液体の味わい比べをしました。

それぞれの講演会の感想が
早速寄せられています。
ほんの一部しか、しかも抜粋でした御紹介できませんが、
ぜひ御一読ください。

生徒のみなさんへは、
お互いの感想をシェアできるよう
SSH便りを予定しています。
お楽しみに!

*****

〇私は"いただきます"や"ごちそうさま"などの言葉に
普段の食事で感謝の気持ちをきちんと込めて言えていないと思った。
私は栄養教諭になる夢を叶えられたならば、
生徒達に、五感+こころで味わいを感じるために、
目に見えないつながりの存在を理解させ、
それらに感謝して食べること、
また、それを通じて得られる喜びを
教えられる存在になりたいと強く思った。
また、アーモンドの実験で、五感のフル活動により、
嗅覚の機能が想像以上にすばらしいことが分かったため、
普段の食事も細かい部分に気を付け、
考えながら味わい、食と関わっていきたいと思った。

〇いつも当たり前のように食事をしていますが、
今回の講演を受けて、
生きているものを頂いているのだと改めて実感しました。

〇食べものは、身体だけでなく、
心などの精神的な部分にも関係しているとを知ったので、
栄養バランスのよい食事を心がけたいと思いました。

〇普段私たちが食べてるのは、
人間や他の動物が取るまでは生存していた動物ということを聞いて、
確かにそうだなあと思います。
米などは感情がないけど、
確かに命があるのでもっと大切に食べのもを食べていきたいと思います。

〇僕は今まで食事は味わうことをせず、
さっさと飲み込んでしました。
しかし、今回の講演会で、
五感を使って味わうことや
食べ物のありがたさを学ぶことができました。
今まで深く考えたことがなかったのですが、
ほとんど全ての食べ物は命が関わっていると気づかされました。
アーモンドさえも大地、水、受粉するための虫や鳥、
さらにアーモンドを生産する人や出荷する人と
様々な過程を経て私たちの元へ届いていると思うと
感謝せずにいられません。
今後食事の際は、食べ物を五感で味わって食べようと思います。

〇最後の質疑応答の時に、先輩方が生活の中での食に関する疑問を出していて、
すごいなと思った。
私は、五感が脳に及ぼす影響について知りたいと思ったので、
本などで詳しく調べてみようと思う。

〇今はその人間に備わっている五感というものをフルに活用して、
今あるこの命、そして人生を楽しもうと思います。

〇今回のこの「食」に関する講話を聞いたことで、
明らかに自分の「食」に対する感じ方が変わったなと感じています。
品川先生の、「食べる前に何回ありがとうを言えているのか」
という言葉がとても印象的で、胸に響きました。
これからは、「食」に対して
「ありがとう」という感謝の気持ちをしっかり持ち、
また、家族といろいろはなして
五感を研ぎ澄ませながら食べていき、
自分の味覚を総合的に全てアップさせていきたいです!


*****

品川先生、広い会場を縦横無尽に動きながら講演していただき
ありがとうございました!
700人を越える人数が
一体感を感じた講演だったと思います。

五感を科学するプロジェクト SSH特別講演会

 熊本地震の時、食や水に苦労した人も多いと思います。そのとき、一杯の水、急須で入れたお茶、出汁の味に、心から癒された経験はありませんでしたか?
 今年度のSSH特別講演会は味覚に焦点を当て、また「文部科学省指定教育課程研究校指定事業」との共同プロジェクトとして行いました。講師として学習院女子大学教授品川明先生をお招きして11月15日から17日まで、6つのプログラムを行います。
 今日はその第一弾です。まずは、写真をご覧下さい。詳しくは、後日生徒の感想も含めて掲載します。

1年理数科、美術科合同の講義でした。両方の持ち味が出たワークショップでした。

⑦時間目はアサリの解剖実習、普通科、理数科、美術科の共同事業です。アシスト役の美術科、理数科の動きが素晴らしかったです。

アサリの口はどこ?

SSH 県スーパーハイスクール指定校合同発表会

【熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会】

熊本県のSSHスーパーサイエンスハイスクール、SGHスーパーグローバルハイスクール、SPHスーパープロフェッショナルハイスクールの指定校と八代工業、宮崎北高校も参加して合同発表会がありました。300人を超える高校生が一堂に会して互いの研究を発表、交流しました。大盛況でした。

理数科 関西研修 第2日

8/9(水)SSH関西研修、第2日目は、平成29年度SSH生徒研究発表会(神戸国際展示場)に参加しました。この発表会は全国のSSH指定校(203校)、海外の高校からも参加し、各学校の研究のポスターセッション発表会です。本校からも理数科3年物理班(3人)の研究、「ダイラタンシー現象の最適条件」が出場しました。生徒たちは各学校の発表を聴き、疑問に感じたことを質問していました。8/10(木)最終日は、ヤクルト本社兵庫三木工場、理化学研究所播磨地区大型放射光施設SPring-8とX線自由電子レーザー施設SACLAを見学、19時11分に熊本駅到着予定です。

「ダイラタンシー現象の最適条件」の発表の様子

神戸国際展示場にて

理数科 関西研修 第1日

8/8(火)〜8/10(木)、理数科2,3年生の希望者32人が兵庫県を中心にSSH関西研修に参加しています。第1日目は、甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科の先生の講義、博士課程の学生の方からの研究発表を受講、大学の施設見学を行いました。また、理化学研究所計算化学研究機構 (RIKEN AICS)京コンピューターを訪問しました。京コンピューターのスケールの大きさに生徒たちは大変感動していました。8/9(水)は、平成29年度SSH生徒研究発表会(神戸国際展示場)に参加し、全国のSSH校、海外の高校生と研究に関する活発な意見交換を行う予定です。

甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科研修

大学内に展示してあるDNAの模型

京コンピューター

第二高校 第4期SSH事業概念図

  本校は平成15年度から、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、本年度で14年目となりました。

平成27年度で第3期目の指定が終了し、平成28年度に第4期目(5年間)の継続指定を受けるため文部科学省に申請を行いましたが、5年間の指定は不合格となり平成28年度1年間の指定となりました。昨年度の申請書の内容を今年度1年間かけて見直し、新たな計画を盛り込んで第4期目の申請をしていましたが、先日、文部科学省から合格の通知をいただきました。平成29年度から5年間第4期目の取り組みを理数科・美術科・普通科の全科、全校生徒を対象に進めて参ります。昨年度はご心配をおかけしましたが、第4期目は、探究活動の深化、授業改善、評価方法の研究などに工夫を加え取り組みます。第4期目の取り組みの概要については、このHPの「SSH」のコーナーに掲載しますのでどうぞご覧ください。

SSH サイエンスセミナーinくまもと

【第4回 サイエンスセミナーinくまもと】

2017年3月12日(日):東海大学熊本キャンパス2号館4階大講義室

熊本県理化部会、第二高校SSH共催

 熊本県内の公私立11高等学校のサイエンスに興味ある生徒102名が参加して「第4回 サイエンスセミナーinくまもと」が開催されました。

 熊本県内の公私立11高等学校のサイエンスに興味ある生徒102名が参加して「第4回 サイエンスセミナーinくまもと」が開催されました。

 セミナーの目的は、生徒たちが互いに交流を深めるとともに、課題解決能力やコミュニケーション力、表現力を伸ばすことです。

正解のない6テーマが設定され、102名が学校間を越えた4〜5名程度の23チームに分かれ、九州工業大学、熊本大学、東海大学の先生、大学生によるサポートのもと、それぞれのチームに課されたテーマについてさまざまな側面から議論し、導き出した考えをポスターにまとめます。

最後は、各班のメンバーを組み合わせたグループで順番にポスターを回り、自分の担当ポスターに来たら発表するというポスターツアーで発表会を行いました。

参加者の皆さん一日お疲れ様でした。ご指導いただいた先生方、大学生のみなさんありがとうございました。

俵屋宗達「松島図屏風」の鑑賞

 なぜSSHのページで「松島図屏風」の鑑賞かといいますと、美術作品を鑑賞する過程で、観察力、画像を分析する能力、知識と観察を結び付ける能力、などなど科学的探究能力と言われる力を必要とするからです。
 さらに、理数科、普通科、美術科生徒達それぞれの作品の認識に特徴を見ることができ、今後の指導の参考になりそうです。

 今回の事業は熊本大学からの御紹介で、京都文化協会とキヤノンの「綴 文化財未来継承プロジェクト」の成果である俵屋宗達「松島図屏風」の高精度複製を利用した授業となりました。実社会での「サイエンス」と「アート」のコラボの成果です。

蛍光灯の下で鑑賞した時と、光を落してスポットライトを当てたときは全く異なる表情を見せます。背景の金の存在が増し、図と地の関係が入れ替わるような印象です。自然光の下でも、墨で描かれた波と波の間の金の線が角度によって光り、図版では発見しえないことがわかりました。

今日は、畳の上での授業です。少しでも、この屏風を置いている雰囲気を味わってもらえればと。

昼休みも先生方のお声がけで学年を越えてたくさんの生徒が見にきれくれました。京都文化協会の方も喜んでいらっしゃいました。キヤノンの技術を駆使してプリントアウトしたものを京都の職人さんが金箔部分を仕上げたそうです。

先生方も教科を越えてたくさん見にいらしてくださいました。文化には学問を越えた「知」の水脈があり、偉大な芸術作品はそれを体現したものと感じました。

実際に金箔や顔料を見せていただきました。

今回は熊本大学、京都文化協会だけでなく、肥後銀行本店肥後の里山ギャラリー(学芸員さんのお一人は美術科卒業生です)、福岡市博物館の学芸員さんも応援に駆け付けてくださいました。ありがとうございます。

SSH水俣研修

理数科1,2年合同で、12/10(日)〜11(月)1泊2日の日程で水俣研修に行きました。

初日は、サイエンスキャッスル2016九州大会に参加しました。

理数科2年生の課題研究班と部活動の合計12本の研究がポスター発表を行いました。審査員の方や外部の方に発表を聞いていただき、アドバイスや新しい視点をいただくことができました。

夜の研修は、1,2年生合同で明日の『ビジネスアイデアコンクール』に向けて、アイデア作りのワークです。

『ビジネスアイデアコンクール』とは、水俣環境アカデミアさんとの交流企画で、水俣の4つの事業者をお招きして、高校のビジネスアイデアを評価していただこうというものです。2時間のワークで、2回のアウトプットをすることで、議論が活発になりました。

2日目午前は、JNC株式会社の見学に行きました。液晶、有機ELなどの仕組みや、水俣病についてのお話をお聞きしました。

午後は、水俣環境アカデミア(今年4月、旧水俣高校の敷地にできました)にて、地元の4つの事業者をお招きしての『ビジネスアイデアコンクール』を行いました。高校生のアイデアをより具体的なものに磨き上げるために、事業者の方からアドバイスをいただきながらグループディスカッションし、最後は紙芝居プレゼンテーションで発表会です。

中には、この3,4日間ずっとこのことばかり考えていたというグループもあり思いの詰まった発表となりました。
水俣のみなさま、2日間ありがとうございました。

【SSH事業】SSⅠ特別講義

【SSH事業】SSⅠ特別講義 6月21日(火)6,7限 
 SS(スーパーサイエンス)Ⅰ・科学的能力開発ゼミ生物分野『江津湖の水環境と生物』

 理数科1年生は、毎年江津湖での野外実習を行っています。平成6年から継続している環境学習で、化学的な水質検査法・透視度や流速などの測定法を学び、区画法(コドラート法)による水生生物の種構成や個体密度の調査を通して生物学的水質判定法による水環境を評価しています。
 その野外実習の事前学習の一環として「熊本の水、そして地球の水を大切に」の演題で吉永敏之氏(元熊本県水環境課)の講義を受講しました。

真剣に講義を聞く理数科1年生

ご講演いただいた吉永敏之氏

今後の予定:7月 5日(火)事前指導及び予備実験
      7月12日(火)野外実習(上江津湖の7地点)