2018年1月の記事一覧
1年生静物講評会
タイヤや土の入った袋を積み上げたモチーフのデッサン、2週間で2枚と、これまでの倍以上のスピードで制作しました。
大きく、早く、目の前の対象の本質をつかむトレーニングの成果は出たでしょうか?
今回対話型鑑賞の取り組みの工夫として、前に発言した人の内容について次に発言する人がコメントし、自分の考えを話すという順序にしました。
このような活動を繰り返しているためか、自分がどこにつまづいているのか、どこまではうまくできているのか、言語化するのに慣れてきたように思います。意見交換も論理的で、相手への配慮もある、いい集団に成長しました。
生徒の感想より
「今回タイヤと袋という二つの課題で学んだことは、まず、ただ見たまま描くだけではつまらないなと思いました。もっと与えられたモチーフの特徴、手触り、硬さなどモチーフのことをよく知ったうえで描くことで表現が広がり、モチーフごとの差をつけることができるので全体感が増すのではないかと思いました。そして、モチーフの中で最も重さがかかっている部分に軸があるんだと理解することで、より形をとりやすくなり、モチーフの存在感が出てくるんだと思いました。」
この課題は2月の人物デッサンにつなげ、理学療法の先生から「身体の構造を理解し、それをデッサンとして視覚的に表現する」レクチャーを受けます。こちらも楽しみです。
静物画★1年生と2年生
3学期最初の課題は1年生も2年生も静物画です。
2年生は「より作家性を高めるデッサンにすること」という指令の元、様々なモチーフを集め、構成しています。
1年生のテーマは「ごっついモチーフ」です。対象の本質をとらえること、構造感、量感、質感を表現することが目標です。
建築家光嶋裕介さんとの合作
昨年10月に建築家光嶋裕介さんの講演とワークショップがありました。
ワークショップでは12センチ×12センチの正方形の紙に右から任意の風景を描いていきます。そして、左端は3センチくらい開けておきます。そして、隣の人と紙をくっつけて、隣の右端の絵に合わせて左端を埋めます。すると一枚のながーい絵になります。理数科、2年生普通科文系も行ったのですが枚数が多すぎるので、美術科を紹介します。(理数科は例えば「地下にトンネルを掘る」など、法則を共有すると一致団結するんだなとわかりました。)
システムの関係上、頭を横にしてみてくださいね。
一つだけレベルが違う作品が光嶋さんです。
いつか全校生徒でこのワークショップをできたらいいなと思ってます。
新春デッサンコンクール
12月23日のクリスマスデッサンコンクールに続いて、1・2年生合同で、1月5日「新春デッサンコンクール」を行いました。
今年もよろしくお願いします。