2018年5月の記事一覧

テニス 次は団体戦!

 27日は試合の翌日ということで練習は休みの予定でしたが、午前中4時間、希望者のみで練習をしました。3年生は2人で1,2年生主体の練習を行いました。週末に高校総体の個人戦ダブルスと団体戦を控えているので、1時間程度の基本練習の後、ダブルスのマッチ練習を3時間行いました。
 1年生の初心者はストロークやサーブに難がありましたが、「テニスのルールと試合の進行を知る」という目標で試合を行いました。一方、2,3年生と1年の経験者は、本番さながらのマッチ練習を行いました。特に、今週末に高校総体に出場する選手は基本の確認、また積極的なネットプレーを意識した動きが見られました。途中、熊本高校の選手と練習試合を行うことができ、有意義な練習となりました。
 練習の参加者は1,2年生の新チームとなるメンバーが主体でした。1,2年生は高校総体後の夏季大会や選抜県予選に目を向けて練習を始めています。

応援よろしくお願いします。

テニス 2018高校総体(個人単)

 5月26日、1週間早く高校総体の個人戦シングルスが始まりました。第二高校テニス部からは、男子5人、女子8人がエントリーし、午前中雨が落ちる中に熱戦を繰り広げました。結果は決して満足のいくものではありませんでしたが、緊張した場面で必死にボールに食らいつく姿が印象的でした。
 3年生は最後の大会ということもあり、プレーに硬さが見られました。ミスをしないという慎重さが、逆に攻撃的なプレーを潜めさせたようです。また、大会前に怪我になき、練習不足でコートに立った者もいました。試合後の涙は負けたことより、思い通りのプレーができなかった自身の悔しさだと思います。
 次は個人戦のダブルス、団体戦があります。「最後まで全力プレーを!」後輩にその姿を見せてください。

▲出場できなかった部員が声援で選手の背中を押しました!

▲雨の中のプレー

▲怪我にも負けずコートに立った3年生

▲足の痙攣に耐えながらプレーする3年生

▲試合後のミーティング(団体戦の活躍を誓いました!)

応援よろしくお願いします。

生物部 梅雨の予感

 生物準備室前に濃い青色のアジサイ(Hydrangea macrophylla)が開花しました。第二高校のアジサイはガクアジサイのようです。アジサイと言えば、梅雨の花のイメージがあります。もうすぐ梅雨入りでしょうか。
 アジサイの花色は土壌の性質によって変化することはご存知でしょうか。酸性であれば青色、アルカリ性であれば赤色に変化します。これはアントシアニン系のデルフィニジンという色素によるもので、この色素はスミレの花やブドウの果皮にも含まれています。デルフィニジンはアルミニウムイオンと結合すると青色(補助色素も必要)、結合しなければ赤色を呈します。酸性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けやすく、デルフィニジンと結合して青色となります。一方、アルカリ性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けにくく、デルフィニジンと結合せずに赤色となるわけです。生物準備室前のガクアジサイは、濃い青色を呈しています。土壌は酸性でアルミニウムイオンが比較的多く含まれていると思われます。
 これから梅雨に入り、アジサイの花を多く見ることができると思います。花の色で土壌の性質がわかりますよ。

テニス 三菱電機ファルコンズの胸を借りる

 20日は学校のコートでの練習ができないため練習は休みの予定でしたが、急遽日本リーグの三菱電機ファルコンズのレッスンに参加しました。レッスンには鹿児島銀行の女子選手にも参加していただきました。
 三菱電機ファルコンズは社会人の日本リーグ1部に所属し、昨年の優勝チームです。杉田祐一プロや高橋悠介プロらが所属するチームです。所属する選手は高校のインターハイや大学のインカレで活躍した選手ばかりです。
 レッスンはストロークやボレー、サーブなどのテニスの基本動作から始まり、最後は社会人相手にシングルスとダブルスのマッチ練習で締めくくりました。
 高校総体を前に基本の大切さを学ぶ貴重な経験となりました。

▲開会式での選手紹介

▲社会人相手にマッチ練習①

▲社会人相手にマッチ練習②

▲社会人相手にマッチ練習③

▲社会人相手にマッチ練習④

▲社会人相手にマッチ練習⑤

▲参加した15人

 1週間後は高校総体の個人戦シングルスが始まります。3年生は最後の公式戦、2年生は次へのステップとして練習したことを発揮したいと思います。

応援よろしくお願いします。

生物部 クチナシ開花

 生物室前のクチナシ(Gardenia jasminoides)が開花しました。昨日までは蕾でしたが、最近の夏を思わせるような日差しで一気に開花しました。クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑の低木です。第二高校には、森林総合研究所九州支所からいただいたものを含め10株ほどを栽培しています。先日は、オオスカシバの成虫が現れ、クチナシに産卵をしていました。
 クチナシの花は白色で、何といっても強い芳香が特徴です。名前(クチナシ)の由来と言われている果実には、カロテノイド系のクロシンという黄色の色素が含まれてます。黄色植物色素と言えば、料理に出てくるサフランを御存知かと思いますが、クロシンはそのサフランの色素の成分でもあります。クチナシについて少し詳しく紹介しましたが、有用成分の生合成など、生化学的な研究の材料としても面白い植物です。

 御存じの通り第二高校生物部は、クチナシの食害の大きな原因でもあるスズメガ科のオオスカシバの生態について研究しています。今年もオオスカシバの研究に取り組む予定です。